中国の不動産バブルを研究

皆さん、おはようございます。『やさしい株のはじめ方』サポーターのひろとです。最近ツイッター(プロフィール)始めました♪
今朝(昨日)起きると、「中国政府が不動産市場の過熱抑制を目的とする追加措置を“控える”との観測が広がった。」というニュースが飛び込んできました。
「つい先日まで抑制するって言ってたじゃないか…。中国の不動産市場の現状は一体どうなってるんだ?」
ということで、実際に調査してみました。
<中国>4月の主要70都市不動産価格
↓のグラフは2009年2月の主要70都市の不動産価格を100として指数化したものです。(中国国家統計局の資料を基に作成)

前月より+1.4%で113.4。
北京は +2.6%で115.9。
上海は +1.1%で111.7。
調べてみて思ったのは、「今起きている中国の不動産価格の高騰は、世間が騒いでいるよりも大したことがなさそうだ」ということ。
とりあえず、過去に起きた日・米の不動産バブルと比較してみます♪

■日本の不動産バブル
期間:6年(1985年~91年)
平均価格上昇率:30% (6大都市) ←1年あたり
平均経済成長率:3.5% (実質) ←1年あたり
不動産供給:十分 ←中間所得層向け
■米国の不動産バブル
期間:7年(2000年~2007年)
平均価格上昇率:15%(10大都市)
平均経済成長率:3%
不動産供給:十分
■中国の不動産バブル
期間:4年(2006年~2010年)
平均価格上昇率:15%(上海市・北京市)
平均経済成長率:10%
不動産供給:不十分
中国の不動産バブルが日米の不動産バブルと決定的に違う点が2つあります。
1つは不動産価格が高騰している期間の実質経済成長率、もう1つは中間所得層向け不動産(住宅)の供給不足です(近年、中国は急激な勢いで中間所得層が拡大していますが、それに見合った住宅建設がおこなわれていないようです)。
現在、本当にバブルと言えるほどの価格高騰が起きているのは、実はごく一部の高所得者向けの高級住宅だけのようです。その他の住宅価格に関しては、多少高騰はしていますが経済もそれに劣らず成長していますので、バブルというほどの水準ではなさそうです。
ただ、そうは言っても世間がこれだけ悲観的になっていますので、今後不動産価格が下落することになれば、相場に大きなマイナスの影響が出ることは間違いなさそうです。
しばらくは中国の不動産価格の動向から目が離せません。
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