サブプライムローンが膨らんでいった理由
(パートナーのヒロトが日記を書いています!)
以下の話をスムーズに受け入れてもらうために、ここで少しアメリカの家計事情を紹介しておきたいと思います。
私たちにとって「住宅」というのは、実際にそこに住んで生活を送っていくためのものですよね。しかし、米国では、「住宅」は株と同じく、身近な「投資商品」のひとつとしても考えられているのです。しかも、住宅の価格はずっと上がり続けてきました。これらは「開拓・人口流入」というアメリカの歴史的背景が大きく関係しているのですが、少し話が脱線してしまうので詳細は割愛させていただきます。
だからと言って、実際に一般の方が住宅に投資しようと思っても、手元にあるおカネだけでは足りませんよね^^; そこで「ローン」の登場となるわけです。貸す側も「住宅価格が上がり続けてきた」というイメージが頭にありますので、さほど厳しい審査もなく貸してしまいます。この安易さが結果的に今回の事件を引き起こしてしまったんですね。
借りた側は、そのおカネを基に「住宅」を購入し、その後、住宅価格がある程度上昇したところで売却します。そして、得たおカネから「ローン(借りた期間に応じたお礼(金利)含む)」を返済し、残りを儲けとするのです。また、その住宅価格の上昇分を担保としてさらにおカネを借り、新たな住宅の購入に充てたりもします。これが一般的な「住宅投資」の流れで、貸す側・売る側が考えていたストーリーです。
しかし、実際の住宅価格の上昇は止まってしまいました。サブプライムローンの特性として、「はじめは金利が低く、ある期間を過ぎた後に金利が大幅に上がる」というものがあるのですが、この仕組みが過熱気味だった住宅投資をさらに加速させ、実態とは関係なく価格だけを高騰させていったのです(いわゆる「バブル」)。そして今、その行き過ぎた分が戻ろうとしているのです。
サブプライムローンの利用者の多くは、この「はじめ」の期間に住宅投資を完了させるつもりでいました。しかし、住宅価格は思うように上がらず、儲けを返済金に充てようと考えていた返済能力の低い方々は、住宅を売るに売れず、保有したまま高金利期間に突入してしまいました。そして返済不能となり、サブプライムローンが不良債権(回収が見込めなくなったローン)となってしまったのです。
なんか一昔前に、日本でもこんなことがありましたね~。他人から学ぶことの大切さを実感する今日この頃です^^;
次回は「サブプライムローン崩壊が世界経済に与える影響」について書きたいと思います^^
ヒロト
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