株の税金-年末にしておくとよいこと
昨日に引き続き、株の税金について考えてみます。今日の日記は、【複数の証券会社で取引をされている方】、今年は残念ながら【損失を出している方(損失確定済み)】必見です。年末は1年の終わりですから、1年分の結果を素直に受け止めて、税金面で最善の策をとりましょう。
<複数の証券会社で取引をされている方>
複数の証券会社で取引をされ、口座開設時に特定口座-源泉徴収ありを選択していて、それぞれの証券会社に損得がバラバラに存在している方は読んでください。(すべての口座がプラスの方は、読む必要がありません)
具体例を出して考えてみます。12月終了時点での見かけ上利益が+30万円となっているとします。ただし、複数の証券会社を利用していて、M証券会社では+180万円(利益200万円の税金10%にあたる20万円源泉徴収済み)、I証券会社では-100万円、R証券会社では-50万円をなっているとします。(+30万=+180万-100万-50万)
この場合、M証券会社では利益200万円の10%にあたる20万円が源泉徴収されていますが、他の証券会社の損失を確定申告でぶつけることにより、利益50万円の10%にあたる5万円ですむことになります。差し引き15万円は還付金として変換されます。…15万円は大きいですね♪私もこれを使って相当(?)還付を受けられる予定です(笑)(参考:株にかかる税金)

<損失を出している方(損失確定済み)>
残念ながら、今年損失をだして終わってしまう方(損失確定済み)は、その損失を来年以降に繰り越すことができます。(参考:税金の払い方)
損失を繰り越せるのは3年間で、来年以降に出た利益をその損失にぶつける(相殺)ことができます。具体例を出して考えてみます。2006年12月終了時点での確定損失が-100万円となっているとします。2007年の利益が+50万円、2008年の利益が+30万円だったとすると、本来かかってくる5万円(=50万円×10%)と3万円(=30万円×10%)の税金は免除されます。2009年においても、残っている損失分20万円までは非課税となります。
このように損失の範囲内は非課税となりますので、繰り越すことによって大きな節税になります。今年は残念な結果に終わってしまいそうな方も、損失を確定申告によって生かしてみてください。(詳細は税務署にてお問い合わせください)

確定申告をすると税金面で有利になることがあります。確定申告をすることが多そうと判断された方は、『特定口座-源泉徴収あり』から一歩進んだ『特定口座-源泉徴収なし』に変更されることをおすすめします。これに変更することにより、“20万円未満の利益は非課税”という大きなメリットも出てきます!(このときは確定申告の必要がありません)。ただし、20万円を越えた年は必ず確定申告をしてくださいね。
※さらに詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。みなさんの立場が千差万別(妻・子供・サラリーマン・自営・高給取り…など)ですので、ほんの一例だけではすべての事象をフォローすることができません…。参考程度にしてください。申し訳ないです。
☆税金徴収の変更は、年初の売却前までということになっています。変更を考えている方は、年明けに取引をはじめる前に、一度証券会社に連絡を取ってみてくださいね。
人気blogランキング
わかりやすかった方はクリックをお願いします
本サイトは、株初心者の方向けの『やさしい株のはじめ方』です。
vote:投票数
青色の★数:この記事に対する平均評価点
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.moneykiso.com/mt/mt-tb.cgi/131
コメント (8)
はち:
はじめまして、ブログを拝見しており大変勉強になっております。
今回の記事でチョット気になったのでコメントさせていただきます。
特定口座の源泉無しを進められておりますが・・・
扶養に入ってる方だと、扶養から外れたり、社会保険にも影響を及ぼすケースがあるのでは??
かならずしも、節約とはならない場合が有ると思います。
これからも、記事を楽しみにしております!!
投稿者:
はち
2006年12月15日 12:16
かえる:
はちさんも仰られていますが、
僕は、確定申告をしなければいけない身分なので、一般口座でしていますが、
確定申告をすることでのデメリットがあるので、やはり独身の方以外や利益が大きい方は、特定口座の方が基本的にはいいのではないでしょうか?
20万円以上利益が出た場合は所得に金額が入るので、社会保険・市民税、配偶者等の控除に響いてくると思います。
所得の上乗せは非常に大きいと思いますよ。
あと、申告することで、サラリーマンの方は会社ばれちゃいませんか?給料と課税所得の違いあたりで・・・・。
まぁ~本来は問題ないのですが、嫌な方もおられると思いますし・・・。
この考え方確認して貰ってよろしいでしょうか?
長々とスイマセン・・・
投稿者:
かえる
2006年12月15日 12:49
ひっきー:
>はちさん、かえるさん
勉強不足と中途半端な記事内容で申し訳ございません。
知り合いの税理士さんに相談しておりますので、少々お待ちください。これから東京です…(汗”)
投稿者:
ひっきー
2006年12月16日 07:20
はち:
ひっきーさん・・・自分詳しくわかっているわけでないので・・自分のコメントでご迷惑かけてしまい申し訳ありません。
税理士さんに相談までしなくとも・・・
確かですよ・・・サラリーマンの方でも上場株式の確定申告で市民税(住民税かな??)を給料から天引きにするか別途(請求があり払い込むか、または自動引き落とし口座を申請して対応)で払うかは選べるので、会社にばれるという心配はないと思うのです。
あと、税金などは、特定口座の源泉徴収ありの特例が有ったと思います。扶養の方(奥さんやお子様の運用)だとやはり・・儲けを気にしながらの運用というのは大変だと思うので・・
無難なのは、特例のある源泉徴収ありだとおもいます。
このへんは、もうそろそろzaiとか雑誌で確定申告特集をやると思いますから、再度勉強できればと思っています。
投稿者:
はち
2006年12月18日 08:51
ひっきー:
>はちさんへ
はちさんこんにちは!
“迷惑”なんてとんでもないですよ~。
このブログはみなさんによって支えられている(作り上げていく)と思っておりますので、これからも遠慮なさらずにコメントしてください。今回のことについても、もしさらっと流れていては勉強になりませんでしたが、はちさん&かえるさん(虫コンビ?…笑)に気づかせていただいたので、大変感謝しております!
私も無難なのは、“特定口座での源泉徴収【あり】”だと思います♪
投稿者:
ひっきー
2006年12月18日 16:16
ひっきー:
>はちさん、かえるさん
知り合いの税理士さんに相談したところ、回答をいただきましたので、参考にしてください。
『株式の税制は「申告分離課税」が採用されており、あくまで他の所得とは区別して申告できるシステムです。ただし、【源泉徴収無し】を選択した場合、扶養になられている方は合計所得が38万円を超えると対象から外れます。しかし、社会保険の関係はあくまで“給与所得”に限定されますので、影響はありません。
また、サラリーマンの方が確定申告をした場合ですが、まず問題はないと思います。もし所属している会社が社会保険を適用している場合、いくら株式絡みで利益が上がろうが会社には直接は分かりません。ただ、会社で従業員の市民税を給料から徴収して各市町村に納付している場合にはそちらからばれてしまうケースがあるかも知れません。
最後に確定申告をするデメリットですが、以下のとおりです。
1.利益確保に制限があります。(扶養控除、配偶者控除、ets.)
2.万が一、サラリーマンには会社にばれる恐れがある。
3.「年間取引報告書」を使用するが、やはり申告が面倒である。
以上がデメリットではないでしょうか?
…とご意見いただきました。やはり、その人の状態によってケースバイケースと言うことですので、この機会に自分はどうしたらいいのだろうかということを、みなさんがご自身の力でいろいろと調べてみるのもいいかもしれません。
>かえるさん
少し誤解をされているかもしれませんが、私は“一般口座”の推薦をしているのではなく、“特定口座”を前提にお話しています…。
☆コメントありがとうございました♪
投稿者:
ひっきー
2006年12月18日 16:20
はち:
ひっきーさんありがとうございました!!
そっか・・・社会保険には影響しないのですね。
勉強になりました。
健康保険や年金って、団体によって違いがあるので、複雑でわかりずらいですよねぇ・・・でもかなり金額も大きいし、重要なことなのでちゃんとしておかないといけないし。
また、児童手当などの助成金なども影響するかも??しれませんねぇ・・・
意外というか、様々なところで関係してるんだなぁ、と改めて感じました。
これからも、記事を読ませていただきます!! がんばってください!!
はちより。
投稿者:
はち
2006年12月19日 13:16
ひっきー:
>はちさん
税金って複雑でわかりにくいなぁ~と言うのが正直な感想です!よかれと思って税金のことを記事にしていても、みなさんをしっかりフォローしきれてず、デメリットばかりが目立つ結果になってしまっては、元も子もないですからね…(汗”)。
コメント&応援ありがとうございます☆
投稿者:
ひっきー
2006年12月20日 11:19