かしこい住宅選択とは?(後編)
さて、今日は、昨日に引き続き、かしこい住宅選択とは?という題で意見させていただきます。今回は賃貸するパターンとマイホームを買うパターンを具体的に数字を落とし込んで考えて見ます。
≪ケース1-マイホーム購入≫
・30歳のAさんが、マイホームを3000万円で購入、35年ローン、金利4%、頭金は600万円を準備したとします。(元利金等返済で、ボーナス返済なし、繰り上げ返済なしとする。)
マイホームに対する35年間の総支払金額 5063万円(そのうち頭金600万円含む)
月々の支払い 10.6万円(借金2400万円にかかる支払い)
50年住むとして、固定資産税等も考慮すると、10万円×50年=500万
リフォーム代を500万円として試算すると、5063万円+500万円+500万円=6063万円
80歳までに6063万円かかる。
★3000万円の家なのに、家だけで5000万円も払わないといけないのか…。
≪ケース2-賃貸≫
・30歳のBさんが、家賃等月10万円(3000万円の物件と同価値とする)の賃貸住宅に50年間住んだとします(その後も健在である可能性はありますが…)。
単純計算で10万円×12ヶ月×50年=6000万円
こうなると、6000万円(賃貸)-6063万円(マイホーム)で、『ほとんど支払いが同じなのに、マイホームの方は、家と土地が付いてくるじゃないか!!絶対マイホームがお得でしょ~!!』といいたくなるかもしれません。
確かにこの部分だけ見ると、そう映るのが普通かもしれませんが、ちょっと待ってください。実はこのデータだけでは、とても大切なことを忘れています。それは、資産効果というものです。
家屋は時間とともに確実に価値が落ちます。50年経ったあとの評価額は、かなり下がっている可能性が高いです。それが賃貸であれば、最低でも頭金の分(600万円)は資産運用に回せます。特にこれからは金利上昇局面なので、ローンという借金ではなく、お金を持っている状態というのはかなり有利だと思います。
例えば、頭金の600万円を見ると、利回り2%で50年間運用し続ければ、1615万円になり、約1000万円(1615万円-600万円)も捻出できます(シミュレーターで算出できます)。もし、これが3%であれば2625万円になります。現状の低金利では困難なように思われますが、通常の金利であれば十分に可能な範囲です。マイホーム購入している状態では、頭金600万円はすでに支払ってしまっているお金なので、手元には存在しません。
ここまでお話してきて、結局のところ、私が何を言いたいかといいますと、今は低金利でお金を借りれるからといって、駆け込みで無理をして家を買わないほうがいいんじゃないですか?ということです。(かなり余計なお世話なんですけど…笑)
これまでの話ででてきたメリット・デメリットを十分検討されたうえで、マイホームを購入されるのがよいと思います。(細かな数値の違いや住む地域によっても結果が異なるため、その都度、改めて試算は必要だと思いますが、一般的なモデルとしては上記のシミュレーションで十分な検討ができていると思います。)
☆私もマイホーム欲しいんですけど、ローン地獄にはまってまでは欲しくないです…(汗”)。頑張って資金貯めます!
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